2023/04/01
株は、他の投資商品とは少々異なる一面があります。
その1つは、優待と呼ばれるサービスです。人によっては、株価の上下動でお金を稼ぐというより、優待のみ注目している事さえあります。
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株主が企業に投資してくれる
多くの企業は、何とかしてお金を確保したいと考えています。売上数字などの都合上、設備投資を検討している企業も多いです。
もちろん設備投資するためには、お金も確保しなければなりません。資金確保のために銀行に相談している企業も多いですが、審査も受ける必要があるでしょう。
そこで各企業は、株券を発行している訳です。一旦は株主に投資してもらう形になります。それで会社の株価が上昇してくれれば、株主としてもお金を稼げるでしょう。
企業にとっては、株主はありがたい存在という声も多いです。
株主に対する優待というサービス
このため各企業としては、株主に対してサービスしてくれる事があります。
お金を投資してくれる以上、「何らかの形で株主に還元してあげるべき」と考えている企業も、少なくありません。
どうやって株主に還元するかと言うと、冒頭で触れた優待と呼ばれるシステムがあります。そもそも企業は、たまに大盤振る舞いする事があるでしょう。
街で見かけるお店は、たまに割引キャンペーンを実施している事もあります。
半額程度で商品を買えるケースも、稀にあります。タイムサービスなどをイメージすると分かりやすいでしょう。
株主に対しても、そのようなサービスが提供される事があります。例えば、自社で販売している製品です。お金を投資してくれる株主に対して、優待価格で販売してくれる企業も多いです。
枚数が多いと優遇される
ちなみに優遇の度合いは、保有枚数に左右されます。
そもそも株券の枚数は、ある程度自由に選べるのです。株券を多数保有する事も可能ですし、やや少なめにする選択肢もあります。
もちろん企業にとっては、多数保有してくれている株主は、非常にありがたい存在です。ですから保有枚数が多い株主は、かなり優遇される傾向があります。
いわゆるVIP扱いになる訳です。
ちなみに株主優待のサービス内容は、タイミングなどに左右される一面もあります。
新しい年度になると、優待の内容が大きく変わる企業もあります。
その優待というサービスのメリットは大きく、人によっては「株価の動きよりも、株主優待の方に興味がある」と話している事もあります。
実際、割引価格で製品を買えるメリットは大きいです。